‘奥村土牛’展 山種美術館(東京・恵比寿)
副題 「画業ひとすじ100年のあゆみ」
展示会場で最初に目に入る絵がこれでした。
今のシーズンにぴったり。
多分、そのように考えて選んで展示しているのだと思いますが
いつもトップの絵がお出迎えしてくれているようで
和みます。
おなじみです。
解説で画家の言葉がいくつか掲示してありました。
「色は実物通りに塗ればよいというものではなく
その物の特質を表すように表現しなければならない」というような文がありました。
以前、写実的絵画と写真の違いは何だろうと考えたことがありますが
これが答の一つかな。
「セザンヌの影響を大きく受けた時期があり、
それが自分の絵を‘不思議な絵’にしているのかもしれない」
確かに、何か変わっている絵ですよね。
構図の問題なのかな。
「那智」
「茶室」
「城」
ティールームでは、その時の展示作品をデザインした和菓子が食べられます。
都会にも春は訪れています。