仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

東慶寺のお茶室   (北鎌倉)


東慶寺には、素敵なお茶室があり、
月釜、茶道教室などで日常的に利用されています。

素敵なお茶室のある所は探せば見つかりますが
日常的に利用されていて、気軽に参加できる所って少ないんです。

お茶会が開かれるのは年に数回で(しかも平日)、参加費が高額とか
個人での参加はできないとかって感じです。



こちらの月釜、体験教室は一回ごとの申し込みなので
試しにやってみたいという場合も大丈夫なんです。
ただし、人気が上がっているようで、早く席が埋まってしまうようです。


私は茶道は好きなんですけど
教室に通い続ける時間はなくて
時々、ちょっとしたお茶会にお客に行けるといいなと思うのですが
なかなかそういう場はなくて。

それから、やっていればどこでも良い訳でもなく。
まず場所の問題。
ビルの一室だと教室の中は整っていたとしても
一歩外に出ると普通の街中だったりするので
気分がイマイチ乗らないんです。


さらに重要なのは指導者。
やっぱりピンキリです。
気軽に通えるような所はそれなりな感じです。

今回、月釜が満席だったので
初心者向けの体験教室に参加しました。
武者小路千家の先生でしたが
いかにも茶人らしい品格がおありでした。


私が茶道に求めるのは
日常生活と切り離された、高雅な時間と空間なので、
お茶を点てて飲めればいい訳ではなく。

こちらはお茶室はもちろんのこと
お寺の境内全体が品格ある空間です。
茶道は禅から来ている文化ですから
禅宗の寺院でするのがふさわしいですよね。


先生は継続の教室も教えられているそうなので
習いに行きたいなあ。
でも時間が・・・・。





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東慶寺さんでは、芸術・文化に関わるさまざまな活動に
取り組まれていますが
それは「たくさんの人が訪れる寺にしたい」という願いからなのだそうです。
すばらしいご見識だと思います。

ライトアップや灯籠などのイベントで人を集めるというのは
お寺本来の姿ではないと思います。




「季報 東慶寺」という広報誌を発行されていますが
今の号(2016年夏号)の武者小路千家次期お家元 千宗屋氏の文章に
感銘を受けました。

東慶寺のホームページで読むことができるので
ご興味のある方はどうぞ。