仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘浮世絵 六代絵師の競演’展     山種美術館(恵比寿)

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開館50周年記念特別展 第4弾


私の一押しは
歌川広重東海道五拾参次」フルセットです!

浮世絵を置いている美術館なら
たいていあるはずの有名作品ですが
全作を一挙に見られることはなかなかないと思います。

しかも初期の摺り版で表紙も付いている。
研究上も貴重なコレクションのようです。

浮世絵は版画だから何回も摺られています。
(だからいろんな美術館に同じ絵がある)
摺った時期によってデザインに違いがあることもあるそうで。




有名な絵は今までにも見たことがありましたが
全作トータルで見るとやっぱり違います。

浮世絵って、絵画的に価値が高いんだな~とか。
文化史的、民俗学的な視点に気をとられがちなんですが
純粋に絵画として見てもすごいです。

ヨーロッパの芸術家に影響を与えたというのは有名ですが
それだけの芸術的価値があるんですねえ。



それから、キャラクターとしておもしろかったです。
イメージとしては風景画なんですが
大体、人物も描き込まれています。

よく見ると良い味だしてるキャラもいまして。
一番笑えるのは、御油の客引き女かな。

やっぱりみんなウケるらしく、
おもろいキャラがグッズになってて、ショップで売ってました。


以前から、絵はがきフルセットが欲しいと思ってましたが
そろそろ買っちゃうかも。




次回の展示は「速水御舟」展です。
絶対、行くぞ!