2016-11-14 十一月の句 ‘松尾芭蕉の俳句より’ おりおりのうた #俳句、川柳 色付くや 豆腐に落ちて 薄紅葉 木の葉散る 桜は軽し 檜笠 里ふりて 柿の木もたぬ 家もなし 手にとらば 消えんなみだぞ あつき秋の霜 枯れ枝に 烏のとまりたるや 秋の暮れ 蛤の ふたみにわかれ 行く秋ぞ こちらむけ 我もさびしき 秋の暮れ 此の道や 行く人なしに 秋の暮れ 松風や 軒をめぐって 秋暮れぬ 秋深き 隣は何を する人ぞ 留守のまに 荒れたる神の 落ち葉哉 初しぐれ 猿も小簑を ほしげ也