仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

東京国立博物館 本館      (上野)


文化風俗の史料の部屋は
芸術というのとは違って、くすっと笑ってしまうような品々があります。

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夏休みの親子向け企画 実施中です。
子供さん、または日本美術に関心はあるけれど難しそうで敷居が高いという方に
お勧めしたいです。

とーはく所蔵の国宝屏風 長谷川等伯「松林図」と
アメリカの美術館所蔵の尾形光琳「群鶴図」が題材。
本物はないけど企業協賛のハイテクを駆使した展示で、すばらしいです。

どういう意図の企画かというと
この絵からこういうイメージを受け取ってほしいと
専門的な解説で言われるような内容を具現化しています。
映像投影や香り散布など五感に訴えて。

芸術作品からイメージを受け取るというのは
受け手にもスキルが必要で
そこが「敷居が高い」と思われる所だと思います。
昔なら日常生活の中で自然と養われたような素養は
現代では身に付かない。

「このように想像すれば良いのか」と一つ体験をすれば
それ以降の作品鑑賞に活かされると思います。
まことにすばらしい企画

美術館等の「子供向け企画」で時々見かけるのは
掲示物などは子供向けの体裁になっているけど
内容はわかりやすくもおもしろくもないというもの。
または、親しみやすいとと低俗をはき違えているもの。

とーはくの企画は、格調を落とすことなく
わかりやすく興味を育てる内容で
すばらしい!
東京国立はすごいです