‘金剛宗家の能面と能装束‘展 三井記念美術館(日本橋)
9月2日まで開催中の
能楽の能面・衣装の展覧会です。
これだけ能面がたくさん並んでいるのは
初めて見ました。
行く前は「能面なんてどれでもあまり変わらないのでは・・・?」
という気持ちもありましたが、
違いがわかりました。
種類別に展示されているので
面の全体の種類も概括できるし
個々の違いも比較しやすかったです。
面には一つずつ解説がついているので
どういう演目の何の役に使うのか
ということがわかります。
説明文に「品格のある面」とあると
「え~?(わからないよ)」と思うのですが
その次の面が、同じ種類のランクが落ちるものだと
「なるほど」と違いが腑に落ちます。
「能面のよう」という慣用句があります。
「表情がない」という意味です。
その能面は「小面 こおもて」という一番メジャーな面を
想定してると思いますが
面の種類もいろいろで、めっちゃ表情豊かなものもあります。
般若 はんにゃ とか。
最初の展示会場は
廊下みたいな形のスペースなのですが
小面がたくさんならんでいました。
暗い廊下に小さいショーケースに一つずつ
小面が並んでいる様子をみて思い出したのは・・・
顔無し(映画「千と千尋の神隠し」でした
これだけ能面を一度に見ることができる機会は
あまりないと思うので
興味のある方にはお勧めです!!