仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「東山魁夷 ART BOX  美の眼差し」   (講談社)

美術系の作品集なのに、小型で軽く持ち運びできるという便利な本

写真が多く、オールカラーなので
絵本感覚で眺められます。



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【全4章】

第一章は、魁夷の作風の変遷がわかるように
代表作を年代順で並べてあります。

第二章は、魁夷の収集作品が国別に並べてあります。
絵画・国内作品に限らず、書や工芸品などさまざまな作品がありました。
お茶もたしなまれていたんですね。

第三章は、自宅やインテリアなどの写真、
また若いころの仕事(雑誌の表紙絵など)も載っています。

第4章は、晩年の作品です。
唐招提寺の襖絵や皇居の障壁画など




第2章

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第3章

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作家の歴史を改めて知り、
制作の資料としていた収集品を見ることにより
氏の作品への理解が深まり、鑑賞がさらに楽しくなる一冊でした。