‘日本画の挑戦者たち―大観・春草・古径・御舟―‘展 山種美術館(恵比寿)
11月11日まで開催の展覧会
の作品を中心に展示しています。
山種美術館コレクションのメイン作品の展覧会だなという印象です。
「王道」の作品ばかりで安定感あるラインナップです。
今まで見たことのある作品も多かったのですが
展示の仕方が変わると違う印象です。
以前はガラスケース展示で裸の状態で見た絵が
今回は掛け軸として装丁されていました。
掛け軸作品の表装はすべて同じ色調だったので
統一したのでしょうね。
同じ絵でも表装次第で印象が変わってきます。
このあたりも美術館のセンスかなと思います。
説明書きの中で気になったのは「朦朧体」(もうろうたい)
院展の初期に
「大気を表現しよう」というコンセプトで
新しい画法を追究しようという時期があって、
その作品が批評家に酷評されたというエピソード。
ヨーロッパの印象派の初期と同じだなあ、と。
影響を受けてのことだなのかな。
時期がリンクしてるのかは知らないのですが。