仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘花 Flower 華 -四季を彩る-‘展  山種美術館(恵比寿)

6月2日まで開催中

「花」をモチーフにした絵画の展覧会です。

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「花」を描いた絵なんて鉄板でしょ
と思って行ったら予想通りでした。
華やかな空気に包まれました。

でも、絵になる題材だけに
トゥーマッチにもなりがちなんだなと思いました。
くどく感じられる作品もありました。
作意が表に出ている作品は好みじゃないんだなあ。



特に印象に残ったのが
会場奥の屏風絵です。

奥田元宋奥入瀬(春)》は
渓流を描いた特大の絵で
マイナスイオンを浴びている気分になれました。

その隣は
日本古来の女神さまが春を連れてきたという
乙女チックな画面で
うっとりしました。





速水御舟の作品が一つもないのは
次回が御舟展だからなんでしょうね。
楽しみ。






アニメキャラ(萌えキャラ?)とコラボしたグッズを
売り出しているらしく
ポスターが貼ってありました。

私はもともとオタクなので
アニメ嫌いではないのですが
ここでそういうのを見たくはなかったな~。

美術館に期待するのは
日常から離れた文化的芸術的空間なので、
通俗的なキャラグッズが目に入ると幻滅です。


この館は商売上手だと感じられる面があり
それは良いことだと思っていたけど
そっちの方面には向かわないでほしい・・・。