仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「源氏物語の花」  青木登   [けやき出版]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

1500円です。
 
源氏物語を、花の姿からイメージしようという本。
 
物語の通りに一帖ごとに進んでいき、花の写真に合わせてあらすじが語られています。
時折、原文や歌の引用もあります。
花の解説には源氏以外の書の引用もあり、雅な雰囲気が楽しめる本です。
 
 
源氏物語には数多くの花が登場します。
風景描写の一端として描かれるのはもちろん、
和歌の中に花が詠み込まれ、重要な意味を持っていたり、
女性のイメージを花にたとえたりしています。
 
花の姿や意味を知ることで、より物語を楽しめるようになります。
 
 
 
 
源氏が晩年に住んだ六条院は
春夏秋冬の四つの町に分かれた大屋敷で、
それぞれの庭にはその季節に合わせた植物を植え、造園しています。
なんて贅沢で風流な暮らしだったんだろうかと改めて思いました。
光源氏ってやっぱりすごい人物だったのね。