仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「育てたように子は育つ」 相田みつを:書 佐々木正美:著 [小学館]

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精神科医佐々木正美氏が相田みつをさんの書作品を選び、
子育てにまつわるエピソードや訓話の文章を添えています。
 
相田みつをさんの書には
独特のエネルギーを感じます。
 
相田さんの書に、佐々木さんの医療の専門家としての含蓄のある
文章が添えられ、とても伝わってくるものの多い一冊となっています。
 
 
 
それにしてもインパクトのあるタイトルですね。
「子は親の鏡」と同義語かな。
 
 
学校でのいじめ事件の報道を見ると不思議なのは、
マスコミが追及するのは
「学校はいじめを把握していたのか、適切な対応を取っていたのか」
ということだけで、加害者やそこに至った理由は問われないことです。
 
誰が一番悪いかと言えば、いじめをしていた人に決まってると思うんですけど。
そして、他人を攻撃するのは自分が満たされてないからで
その原因は家庭に(も)あるはずだと思うのですが。
 
いじめは、する人とその家庭の問題です。
犯人捜しをして名前を公表しろなどと言いたいんじゃないし、
学校の責任を問う必要がないとも思ってませんが、
マスコミの報道は問題の本質からそれていると思います。
「いじめ解決率」を都道府県別に発表するといいだした
文部科学省も、です。