仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『MASTER KEATON マスターキートン』浦沢直樹・勝鹿北星[小学館]

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元イギリス軍の特殊任務隊員で、 保険会社調査員・考古学者のキートン太一が主人公
 
歴史(考古学)物であり、アクションサスペンスであり、人情物であり、
とさまざまな楽しみ方ができる秀作です。
 
 主人公キートンは、日本人の動物学者の父とイギリス貴族の母を持ち、
 考古学を志しながらも、イギリス軍に入隊しスペシャリストとして活躍しながら早期に除隊。
 考古学者としてのキャリアを得ることを目指しながらも、副業の保険調査員で稼ぐ日々。
 
 
保険調査員は日本人にはなじみのない職業ですが、私立探偵みたいなものです。
調査や発掘の中でトラブルに遭い、元軍人また考古学者としてのスキルを活かして
解決していくストーリーです。
考古学の知識やサバイバル術など、トリビアが増えます。
 
キートンは若いうちに結婚・離婚し(日本人女性・数学者)、百合子ちゃんという可愛い一人娘がいます。
キートンの両親も離婚しています。
妻も母も存命ですが、登場はしません。
 
キートンは特殊なスキルを持つ軍人で、軍隊にとどまれば出世できたはずの人物ですが
人格温厚、お人好しで、関わった人からバカにされる場面が多いです。
「能ある鷹は爪を隠す」キャラが好きですね。
 
 
このコミック、絶版になっていましたが、
来月から完全版が発売されるそうです。
お勧めで~す