仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

本/マンガ:一般・青年・少年誌

『アルテ』   大久保圭 (徳間書店)

月刊コミックスゼノンに連載中 舞台は、16世紀初頭ルネッサンス期のイタリア・フィレンチェ 主人公は貴族出身で画家を目指す女の子 アルテ スタート時は16歳 最新刊 11巻ではスタート時から数年たち、大人びています。 背後にいるのはコルティジャーナ…

服選びが苦手な男性にお勧め『服を着るならこんなふうに』 縞野やえ(角川書店)

先日1巻を記事にしましたが 2・3巻も読みました。 それで改めてお勧めしたくなりました。 単に服や小物の選び方のセオリーを教えてくれるだけではないのです。 洗濯の仕方の回があるんです。すごい。 服に興味のなかった主人公は洗濯の仕方もしらなくて …

『服を着るならこんなふうに』 縞野やえ (角川書店)

男性へのファッション指南本 というユニークなジャンルです。 主人公は27歳会社員 平日はごく普通のスーツ生活で 休日の私服には無頓着という、よくいそうなタイプ しかし、ある時自分のセンスのなさに危機感をもち、 妹のアドバイスを受け、改革をしてい…

『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』続  (マキヒロチ) 講談社

続編記事載せます。 取り上げられている街は20以上になります。 都電荒川線の通る 雑司ヶ谷 秋葉原 アキバを住む場所として認識したことが なかったので新鮮です。 神楽坂 元花街で風情があります。 恵比寿 「合コン編」です 北千住 鎌倉 その他 五反田、…

『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』   マキヒロチ(講談社)

ヤングマガジン連載中の不動産屋漫画 5巻まで発売しています。 主人公は、吉祥寺の小さな不動産屋を営む30代くらいの双子の姉妹 吉祥寺の賃貸物件を探しに来たお客さんに、吉祥寺以外の物件を紹介するという設定。 お客さんは2~30代の女性。 物件内覧の…

『雪花の虎』 5巻発売      (東村アキコ)   〔小学館〕

上杉謙信=女性説の歴史漫画 掲載誌「ヒバナ」が廃刊になってしまったので、どうなるかと思ってたら 「週刊ビックコミックスピリッツ」に移籍するそうです。 そちらの方が出世した感じ。 やっぱり人気作品は引き取り先があるのねえ。 謙信の心の兄 宗謙 主人…

『重版出来! 10巻』    松田奈緒子  (小学館)

青年漫画編集者お仕事漫画 「重版出来」10巻発売です。 おめでと~ お気に入りキャラ コミュ障のモンスター新人漫画家 中田伯 おしゃれ雑誌のインタビュー記事に応じたものの、やっぱり無理だった というエピソードなのですが、 初めから「無理」と断るの…

『3月のライオン  13巻』より       羽海野チカ  (白泉社)

先日発売された13巻について 12巻では、川本姉妹が夏祭りで出店を出すことになり そこに林田先生と島田棋士がきていて 鍋を抱えて転びそうになるあかりお姉ちゃんを、二人が両側から支えるという展開 初対面の島田棋士があかりに関心をしめし、 以前から…

少年・青年漫画における読者サービス

少女・女性誌出身の女性漫画家の作品が少年・青年誌に掲載されることも 珍しくなくなりました。 男性作者の漫画より読みやすいので 手に取ることが多いのですが ある共通点?に気づきました。 やっぱり男性読者をひきこむための演出があるのかな、と。 青年…

『銀の匙』  荒川弘     (小学館)

週刊少年サンデーに連載中の農業高校漫画 14巻まで出ていますが、そろそろ完結しそうな感じ。 主人公 八軒勇吾 ヒロイン 御影アキ クラスメートたち 二人は馬術部 舞台は北海道十勝の農業高校 主人公は酪農科・馬術部なので、牛を飼ったり豚を飼ったり馬を…

『重版出来!』   松田奈緒子     (小学館)

「じゅうばんしゅったい」 月刊!スピリッツに連載中。 9巻まで出ています。 青年漫画誌編集者を主人公にしたお仕事漫画 おもしろいので、みなさんにお勧めしたいです。 まず業界物として面白い。 漫画出版業界に携わる様々な業種の人物が描かれます。 出版…

『舞妓さんちのまかないさん』   小山愛子  [小学館]

「週刊少年サンデー」に連載中のお料理漫画 少年誌に連載というのが実に不思議。 京都花街の屋形(舞妓さんの職場・住居)の まかない(料理担当従業員)の16歳の女の子が主役 お座敷で舞う舞妓さん でもこの華やかな場が舞台ではなく 裏方のお台所が舞台…

『3月のライオン』   羽海野チカ   [白泉社]

実写映画、公開中です。 テレビアニメも放送中。 「ハチミツとクローバー」でメジャーになった作者の 将棋漫画。 いや、家族物というべき? 「ハチミツとクローバー」の次にこの作品が始まったときには 物議をかもしたものです。 「なぜ将棋物なのか?」 前…

『雪花の虎』    東村アキコ   [小学館]

上杉謙信が主役の戦国時代物 3巻まで出ています。 作者の東村アキコ氏はすっかり売れっ子になりましたね。 多作でも作品の質を落とさない所がすごい。 上杉謙信が女だったという設定ですが 創作ファンタジーというわけでもありません。 史学上の一つの説と…

『キャプテン翼 ROAD TO 2002』  高橋陽一[集英社]

サッカーブームを巻き起こしたオリジナルシリーズは30年以上も前ですが、 今でも時々続編シリーズをやっています。 このシリーズは翼くんが20歳の設定で ヨーロッパリーグで活躍します。 「黄金世代」の仲間たちも ヨーロッパリーグまたはJリーグで台頭…

『乙嫁語り』 8巻出ました。

雑誌の連載が一巻分たまるとすぐ、コミックス発売するみたいですね。 人気だなあ。 5人目の乙嫁 パリヤ 今までの表紙とは違う アタフタぶりがかわいい キャラの中で一番好きかも。 あの不器用ぶりが かわいくって。 前回の敵の襲撃によりパリヤさんちが破壊…

『ふしぎの国のバード』    佐々大河   [エンターブレイン]

明治 開国後の日本にやってきたイギリス人の女性冒険家 イザベラ・バードが主人公 横浜からスタートし、日本海側を北上し、蝦夷が島(北海道)を目指す道中を描くストーリー 雑誌「ハルタ」に掲載中。 この雑誌には森薫氏の「乙嫁語り」も載ってます。 白泉…

「美味しんぼ」   雁屋哲・花咲アキラ  [小学館]

一世を風靡し、流行語を生み出した元祖グルメ漫画 今ちょっとはまってます。 図書館で借りて読んでいるため。 どさっと漫画をよみたい気分で でも、図書館は新しい流行の漫画はみな貸し出し中。 棚にある古い漫画で楽しめるもの、 しかも巻がバラバラでもOK …

『乙嫁語り』7巻がすごい!!!

森薫氏の中央アジアお嫁さんシリーズ7巻出ました。 4人目の乙嫁アニス登場の新シリーズです。 森氏がオタクキングなのは知っていましたが、 「この方向があったか」と 目を開かされる異色作です(笑) まず表紙の絵柄が違う所から驚きました。 書店で手に…

『シャーリー』    森薫     [エンターブレイン]

「エマ」の森薫氏のもう一つのメイド漫画。 先日、2巻が出ましたが、1巻が出たのは10年前。 断続的に作品が出してるようです。 まだ継続中。 主人公のメイド シャーリーちゃん 13歳 ご主人 ベネットさん 27歳 若い女性と少女の組み合わせなので、恋…

「北斗の拳」の人物関係図

少年漫画の名作「北斗の拳」をパラパラと読む機会がありました。 連載当時「少年ジャンプ」を読んでたので ストーリーは大体知っています。 でも「名セリフ」をギャグ的に覚えているような印象しか 持っていなかったのですが 久しぶりに読んだらけっこう感動…

機動戦士ガンダム ファースト

動画サイトで、劇場版第二作「哀 戦士」編を無料公開していたので 久しぶりに見ました。 私はファーストガンダムの世代で 映画三部作は何回みたかわかりません。 久しぶりに見て 数十年経っても廃れない人気に うなずけました。 メカや戦闘の魅力を推すのが…

『エマ』  森薫   [エンターブレイン]

森薫をマイナーメジャーにした、出世作 近代英国メイド・ラブストーリー エマは、家庭教師を引退した老婦人の家に勤めるメイド 老婦人の家を訪ねてきた元教え子ウィリアムと恋に落ちるが・・・。 階級社会バリバリだった時代のイギリスで 階級の違いを乗り越…

『プロチチ』 逢坂みえこ  [講談社]

講談社の男性誌「イブニング」に掲載中のイクメン漫画 2巻まで出ています。 主人公 徳田直は、専業主夫&0歳児の父 編集者の妻 花歩に代わり、息子を育てる。 直は会社員だったが、人間関係がうまくいかず離職している。 彼の問題は、アスペルガー症候群…

『チャンネルはそのまま!』 佐々木倫子  [小学館]

主人公 雪丸花子 副題は「HHTV 北海道★テレビ」 週刊ビックコミックスピリッツに掲載中のテレビ局マンガ 「動物のお医者さん」の佐々木倫子さん作 北海道の弱小ローカルテレビ局が舞台 間抜けな報道記者 雪丸花子を中心にキャラの濃いテレビ局の面々が 活躍…

『モンキーターン』 続刊中

今、12巻まで出ています。(全18巻らしい) 12巻の表紙は、香川の蒲生選手。 作品中、このキャラが一番タイプかも 連載時に読んでいた時とは 自分が年取った分だけ視点が違っています。 どうしても気になってしまうのが 青島さんと洞口くんの恋愛模様…

『MONKEY TURN モンキーターン』  河合克敏  [小学館漫画文庫]

競艇という珍しいジャンルのスポーツ漫画。ラブコメ的要素あり。 全16巻の予定で現在刊行中 主人公 波多野憲二 ヒロイン(憲二の幼なじみ)生方澄 憲二が、競艇学校に入って選手になる訓練を受ける所から始まり 一人前の選手になってトップレベルで活躍す…

『乙嫁語り』  森薫   [エンターブレイン」

近代英国メイド物「エマ」でメジャー?になった森薫氏の新作 今度は、19世紀 中央アジアのお嫁さん物 相変わらず、マニア魂(だましい)の塊(かたまり)といった作品。 作者に“キング オブ オタク”の称号をお贈りしたい。 民族衣装などの細かい書き込みと…

『きのう何食べた?』6巻より

小日向さん×ジルベール・ワタルカップルとの飲み会での会話中 ワタルくんが筧とケンちゃんに 「好みのタイプは?」と質問します。 ケンちゃんの答えは「(マンガ)シティーハンターの冴羽獠」でした。 なるほど~、と思ったのはケンジの着メロ。 以前おおみ…

『路地恋話(ろぉじコイバナ)』  麻生みこと   [講談社]

講談社の青年誌「good アフタヌーン」に連載中の 連作短編 まえがき 舞台は京都のある「路地」。古い長屋の並んだ一角 さまざまな職人さんが住まい働くその路地に咲く恋の話が一話ずつ語られます。 業種は多様で、手作り本装丁、手作りアクセサリー、キャン…