仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「MOTHER GOOSE マザーグース」  [英米]

講談社英語文庫、760円
このシリーズは洋書を安価で手に入れられて便利です。
 
本屋の近くの棚にあった、輸入洋書のペーパーバックを見ると
日本の製本技術は優秀だなと思います。
 
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マザーグースは英語の童謡集
英米人にとって必須教養で、聖書やシェイクスピアと並んで引用されることが
多い作品だそうです。
 
この本ではその中から54編をよりぬいて収録しています。
有名なものばかりで、聞いたことがあるものも多かったです。
 
巻末に注釈がついていて、語句注と全体解説が載っています。
挿し絵入りなので、なんとなく意味がわかるし
そもそもナンセンスな歌詞も多いので、意味にこだわらなくてよいかも。
 
かわいい差し絵を見ながら絵本みたいに楽しめます。
文も短いし、肩が凝らずに英語に親しめる一冊です。
 
 
 
 
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「誰がコマドリ殺したの?」という一文で始まります。
日本の本の中でも、何回か引用を見たことがある章です。
 
マンガ「パタリロ」では「コックロビン音頭」という歌になっていますね(笑)
 
 

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直訳「バラは赤く、スミレは青い。
砂糖は甘く、そしてあなたも。」
 
バレンタインカードには、定番のうただそうです。
乙女心をくすぐりますね~
 

 
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王様、ツグミ、メイド、パイと、いかにもおとぎ話っぽいキャラクターが
つらなっています。
 

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通名詞として通用するくらい有名なキャラクターですね。
 
 
 
 
 
 
外国の人と、交流をもつためには
その国の言語を習得することはもちろんですが
その文化背景を知ることも大事ですね。
 
マザーグースを知っていればアガザ・クリスティを読むのが
もっとおもしろくなりそうです。