「MOTHER GOOSE マザーグース」 [英米]
講談社英語文庫、760円
このシリーズは洋書を安価で手に入れられて便利です。
本屋の近くの棚にあった、輸入洋書のペーパーバックを見ると
日本の製本技術は優秀だなと思います。
マザーグースは英語の童謡集
多い作品だそうです。
この本ではその中から54編をよりぬいて収録しています。
有名なものばかりで、聞いたことがあるものも多かったです。
巻末に注釈がついていて、語句注と全体解説が載っています。
挿し絵入りなので、なんとなく意味がわかるし
そもそもナンセンスな歌詞も多いので、意味にこだわらなくてよいかも。
かわいい差し絵を見ながら絵本みたいに楽しめます。
文も短いし、肩が凝らずに英語に親しめる一冊です。
「誰がコマドリ殺したの?」という一文で始まります。
日本の本の中でも、何回か引用を見たことがある章です。
マンガ「パタリロ」では「コックロビン音頭」という歌になっていますね(笑)
直訳「バラは赤く、スミレは青い。
砂糖は甘く、そしてあなたも。」
バレンタインカードには、定番のうただそうです。
乙女心をくすぐりますね~
つらなっています。
外国の人と、交流をもつためには
その国の言語を習得することはもちろんですが
その文化背景を知ることも大事ですね。
マザーグースを知っていればアガザ・クリスティを読むのが
もっとおもしろくなりそうです。