仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『モンキーターン』 続刊中

今、12巻まで出ています。(全18巻らしい)
 
12巻の表紙は、香川の蒲生選手。
作品中、このキャラが一番タイプかも
 
 
 
 
連載時に読んでいた時とは
自分が年取った分だけ視点が違っています。
 
どうしても気になってしまうのが
青島さんと洞口くんの恋愛模様
 
青島さんが、本当は好きだけど彼女もちの波多野の当て馬として
洞口くんとつきあうのは許せるし
「私、本当はどっちが好きなんだろう・・?」と思い悩むのも
微笑ましく見ていられます。
 
洞口くんも、(おそらく)初めてつきあった相手で
何年もつきあっていないのに
プロポーズしてしまうのも
若さゆえって感じで好感もてます。
 
 
何ともひっかかってしまうのが
青島さんの、洞口くんに対する批判的な目です。
 
「他人に対して冷たい(意地悪ではなく)言動を直して回りから好かれるようになってほしい」
と思って彼に意見したりします。
 つきあってるからって、他人の価値観を自分に合わせて変えさせようとする辺りに
「若いな~」と失笑。
 
 
一番受け付けなかったのは
同期の河野さんへの対応についての所。
 
洞口の持つ先端技術を追いかけたせいで
スランプに陥った河野を助けるために、
愛知在住の洞口は、福井の河野の所へいって
「(財産のない)あなたには無理な技術だから諦めてください」と言い渡します。
 
その会話を後で聞いた青島さんは
「もっと他のやさしい言い方はなかったのか」と洞口を責めます。
 洞口くんは「失礼なことをいうのだから、出向いていって直接話した。
それで誠意は見せたはずだ」と言います。
 
・・・その通りだと思うんだけど。
わざわざ自腹切って、忙しい中何時間もかけて出向いたことが
気持ちの表れであって、
言葉の使い方なんてそれよりも重いことじゃないと思います。
 
 
 
 
な~んて、ぐちぐちつっこむような作品ではないとは
思います
少年漫画なんだし。
 
こういう細かいことが気になってしまう辺りは
私もオバサンだなあ
 
 
 
 
 
 
 
終盤近くなって洞口くんは青島さんにふられます。
その、ふられたシーンの画面が笑えます。
彼はいたって深刻なだけに余計に。
(ゴメン、洞口)
 
一ヶ月に一巻ずつ発売中なので
次巻が待ち遠しいです。