仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『トルコで私も考えた』   高橋由佳利   [集英社]

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元「りぼん」の少女漫画家 高橋由佳利さんのエッセイ漫画
 
初回のエピソードは1992年のこと。
その後も断続的に連載は続いており、今は女性誌「You」に掲載されています。
 
高橋氏が、初めてトルコに旅行し、気に入ってその後長期滞在を重ね
そこで出会ったトルコ人の男性と結婚し、トルコまたは日本で結婚生活を送り
息子一人を育て、
という歴史が淡々とつづられています。
 
 
トルコの文化・生活習慣(住宅、買い物、食文化、人付き合い、結婚恋愛、育児、
芸能、言語、宗教、交通、観光などなど)が
いろいろ取り上げられていて、たのしくトルコの知識を増やせます。
 
 
 
 
 
 
しばらく前からイスラムに興味をもった私は
イスラムを描いた漫画がないかと探してみました。
(やっぱりわかりやすさでは、文章の本より漫画ですね)
 
でもやっぱりイスラムは日本ではなじみが薄くてなかなかみつかりません。
この作品は貴重な一作です。
 
ただ、トルコはイスラム圏の中ではリベラルな国なので
イスラムの典型といった見方はできませんが。
 
 
それはさておき、トルコは一つの国としてもとても興味深いのだ
ということが分かってきました。
 
東洋と西洋の狭間という立地条件から
非常に複雑な歴史を持っています。
文化的にも東洋、西洋が融合されていておもしろそうです。
一回行って歴史的建造物を見てみたいものです。
 
トルコ建国の父 ケマル・アタテュルクも興味深い人物です。
いかにも私の好みのタイプ。
 
 
 
 
 
単行本が5冊くらい出ていて
そのうち2冊が最近文庫になりました。
続刊するかは売れ行き次第だそうです。
売れて欲しいなあ。