「学校って何だろう」 刈谷剛彦 [ちくま文庫]
副題は「教育の社会学入門」
もともとは「毎日中学生新聞」に連載されていた文章です。
当時の編集長 横田一氏の
「あなたは自分のやっている学問を、中学生にわかるように書けますか?」
という問いかけがきっかけで始まったそうです。
日本人にとっては「当たり前」で考えてみたこともない
学校の生活・習慣・組織の成り立ちや理由が
わかりやすく解き明かされています。
第1章 どうして勉強するの?
第2章 試験の秘密
第3章 校則はなぜあるの?
第4章 教科書って何だろう
第5章 隠れたカリキュラム
第6章 先生の世界
第7章 生徒の世界
第8章 学校と社会のつながり
今の中学校の抱える矛盾や困難の要因に
触れる記述もあります。
中学生にはもちろん、
学校教育に関心をお持ちの大人にも
お勧めしたいです。