仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『チャンネルはそのまま!』 佐々木倫子  [小学館]

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                             主人公 雪丸花子
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副題は「HHTV 北海道★テレビ」
 
週刊ビックコミックスピリッツに掲載中のテレビ局マンガ
 
 
北海道の弱小ローカルテレビ局が舞台
間抜けな報道記者 雪丸花子を中心にキャラの濃いテレビ局の面々が
活躍するギャグマンガです。
 
やっぱり佐々木さんのマンガは、独特の雰囲気でおもしろいですね
主人公はもちろん周囲のサブキャラもそれぞれキャラがたってて
いい味だしてます。
 
 
 
ギャグの切れ味も健在です。
私は、何気ない書き文字によくやられます
(書き文字=バックに書いてある手書きの文字)
 
動物のお医者さん」のファンだった方は
チョビのセリフの書き文字「遊ぼ」に
はまっていたことでしょう。
 
 
 
 
 
それから興味深いと思うのは「バカ枠」という設定。
オチこぼれのダメキャラ 雪丸が、テレビ局の報道記者に採用されたのは
この設定あってのこと。
 
「バカ枠」とは、局の人事上の判断で、
優秀な人材しかいない組織は硬直化しやすいので
あえて、優秀ではないけれど個性の強い人材を採用する方式のこと。
 
この決断を下した 局社長は作中 最重要人物かも。
目立たないけど、時々裏で登場して重要な指示を出しています。
 
二番目に重要なのは、「プチプチ」=バカ枠のお世話係 山根くんだろうなあ。
苦労多き 彼の仕事人生に幸あれ。
 
 
 
 
「バカ枠」理論は、実際の組織論として考えても
一理あるような気がしますが、
実践している組織は実在しないのでしょうか?