仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「エロスのお作法」    壇蜜   [大和書房]

時の人、壇蜜さんが書いた女性向けのエッセイ(ハウツー本)です。
 
いかにして男性を惹きつけるか、という実践がさまざま述べられています。
なかなか役に立つ内容だと思います。
 
ご本人が実践している方法をそのまま提示するのではなく
エッセンスを取り出して、一般の女性が取り入れられる程度の
スキルとして紹介しています。
 
 
第一章 見た目のお作法
第二章 デートのお作法
第三章 言葉のお作法
第四章 ベッドのお作法
第五章 心のお作法
            という構成です。
 
 
 
印象に残った話をいくつか
 

女性は、殿方に見られて変わるもの。
「あの人、私のことじろじろ見てる・・・」ということがあっても、身の危険がなければ光栄なことだと捉えていいでしょう。
「胸ばかり見てくる・・・」と思っても、胸を触ってこなければいいではありませんか。見られることは、自分のキレイの素になるものです。
職場の部長が脚ばかり見てきたら、それは私の脚をより引き締めるボランティアをしてくれたと思って、ありがたく見られておきましょう。見られるのが嫌な殿方相手ならば、ズボンをはけばいいのです。
 
職場のセクハラ対応策として有効かと思います。
セクハラに限らずささいな不快なら、自分の気の持ちようで解決してしまう方が
てっとりばやいと思います。
 
特に最後の文が気に入ってます
見られるのがイヤなら隠せばいいですよね、確かに。
 
 
蜜は、いつもゆったり動くように心がけています。
焦ってばたばた動くと優雅さが損なわれてしまいます。
 
                                                                                                                                           やさしい殿方には少しぐらい愚痴を聞いて欲しい・・・そう思う女性は多いと思います。しかし、あいにく殿方は、女性の話を三割もきいていないといいます。・・・・・・・・・・・
愚痴りたいなら「十分だけ愚痴らせて」と、短時間で簡潔にまとめて、パッと発散してやめた方が、相手の方にも自分のためにもいいように思われます。
世の殿方のほとんどは「自分が社会で戦っている」ということを誇りに思っております。だから、女性たちの愚痴など「、はっきり言うとどうでもいいことなのです。
ただしひとつだけ例外があります。ほかの殿方に対する愚痴です。これは聞きます。むしろちょっと喜びます。
 
 
 
 
 
私、壇蜜さん、好きです。
タレントのエッセイ本など買うことは珍しいのですが
これは是非読んでみたくなったので。
 
セクシータレント全般は苦手なのですが、この方は別。
 
彼女の魅力はいろいろなところで語られていますが
やっぱり知的な所、上品な所が好きです。
 
文章を読んでみてやっぱり知性を感じると思いました。
(きっと本人が書いていると思う)
 
あとは、この方はプロのエンターテイナーなんだと思います。
常にお客さんのニーズを意識しているというか。