『トーマの心臓』 萩尾望都 [小学館漫画文庫]
少女漫画の古典的名作の一つ
舞台はドイツのギムナジウム
ギムナジウムは全寮制の男子校
ヨーロッパにはそういう伝統があったようですね。
トーマという少年が自殺をする所から
物語は始まり、全編を通じて
彼の死の意味は何だったのか
解き明かされます。
冒頭のトーマの独白
萩尾氏の作品はポエジーで哲学的
その原点がここにあるんですね。
トーマがユーりに当てた遺書
「あなたに命を捧げる」という意味で・・・・、重い
生前のトーマ
学校のアイドル的美少年
主要キャラ ユーリ、エーリク、オスカー
彼らの心の葛藤が解消されて
未来を向かうところで
物語は幕を閉じます。
非常に深いテーマで、考えさせられます。
耽美(美少年愛)にひたって楽しむこともできます。
なるほど、名作と名高い作品ですね