『小煌女』 海野つなみ [講談社]
イギリスの児童文学「小公女」をモチーフにしています。
時代は未来で、人類は宇宙各地に住んでいる設定。
作者 海野つなみ氏は有名ではないですが、
人間をしっかり描いている文学的作品を書く漫画家で、読み応えあります。
ヒロイン ジノン(左)とサリー(右)
ヒーロー オナスン(左) と シクサ(右)
どっちがどっちとくっつくでしょうか。
章題はすべて、マザーグースかつけられていて
作中で、文章が使用されています。
舞台はイギリス地区のお嬢様寄宿学校で
上流階級の雰囲気が味わえます。
イギリス文学がお好きな方は
楽しめそうです。
王女の正装のジノン
寄宿学校の生徒たち
ヒロインの一方サリーは、同年代の生徒たちにメイドとして仕えてています。
起伏の多いストーリーですが、
きっちり集約されてラストを迎えます。
王女ジノンに対してメイドである自分を引け目に感じ続けるサリーですが
最期には逆転?します。
「小煌女」とはジノン、サリー二人を指していたのです。