‘魯山人の宇宙’展 茅ヶ崎市美術館
北大路魯山人作品(陶芸中心)の展覧会です。
美術館開館15年・魯山人生誕130年記念ということで。
知らない方はあのイメージで考えていただければよいです。
多才な芸術家で、書、篆刻、陶芸、料理などに才能を発揮します。
一番有名なのは、自分の美意識を実現した料亭の経営でしょう。
一番有名なのは、自分の美意識を実現した料亭の経営でしょう。
魯山人の陶芸作品展は以前にも見たことはあったのですが
(鎌倉 吉兆庵美術館)
どうも興味がもてなくて。
不幸な生育歴を持つ人物は
一生その傷をひきずってしまうんだな~
というのが印象に残ったことでした。
芸術家としての才能は偉大だが性格破綻者だ、みたいなことが
書かれていましたね。
今回は改めて見直すつもりで行ってきましたが。
美術館にいる気がしない。
芸術作品を鑑賞しているというより
陶磁器のお店で品を眺めている気分なのです。
魯山人の考えでは「器は料理の衣服」とのことですから
棚に陳列されている状態では真価を発揮しておらず、
料理が盛られて食膳に並んだところで評価すべきなのかもしれません。
魯山人はいろいろな種類の焼き物を作りましたが
その中では織部焼が一番いいと思いました。
でも私、織部は好きじゃないんです
結局、好みじゃないってことなのかな。
茶碗はごく少数しか作らなかったそうで
二つだけ展示していました。
それはシンプルで品があっていいと思ったのですが。
ご本人にはお気に召さなかったから作らなかったんでしょうね。
関連イベントとして隣接のお茶室 松籟庵でのお茶会に行ってきました。
魯山人作のお皿を手にとって眺めましたが
やっぱり感銘は受けませんでした
か
公園内にあった平塚らいてうの碑。
「原始、女性は太陽であった・・・」