‘春信一番!写楽二番!’展 三井記念美術館[日本橋]
フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展 です。
浮世絵の各時代に渡ってのコレクションなので
浮世絵の変遷が概括できました。
時代が下るほど、技術が向上し高度な作品になっているんですね。
印刷技術の解説もあって、おもしろかったです。
浮世絵を代表する絵師の作品はもちろんのこと
一般的には無名の絵師の作品もあって、バラエティに富んでいます。
浮世絵って見慣れないとみな同じに見えますが
数を見ると作者によっての個性というのも
わかるようになってきて、ますますおもしろいです。
やっぱり私は北斎と広重が好きだなあ。
いかにもの英文和訳らしい不自然な文章と、
アメリカ人だなあと思える論理にクスリとしました。
「やつし芦葉達磨」 鈴木春信
「六十余州名所図絵 阿波 鳴門の風情」 歌川広重
歴史の見立て絵=過去の有名事件やエピソードを当時の人物にアレンジして描く
が興味深いです。
なんで、この絵とこの事件がつながるのか
説明されないとわからないですが
発想がおもしろいです。