仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘春信一番!写楽二番!’展       三井記念美術館[日本橋]


東京 日本橋三井記念美術館で開催中の
フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展 です。


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

浮世絵の各時代に渡ってのコレクションなので
浮世絵の変遷が概括できました。

時代が下るほど、技術が向上し高度な作品になっているんですね。
印刷技術の解説もあって、おもしろかったです。


浮世絵を代表する絵師の作品はもちろんのこと
一般的には無名の絵師の作品もあって、バラエティに富んでいます。

浮世絵って見慣れないとみな同じに見えますが
数を見ると作者によっての個性というのも
わかるようになってきて、ますますおもしろいです。

やっぱり私は北斎と広重が好きだなあ。




フィラデルフィア美術館からの挨拶文が掲示されていましたが
いかにもの英文和訳らしい不自然な文章と、
アメリカ人だなあと思える論理にクスリとしました。


イメージ 4
                       「やつし芦葉達磨」  鈴木春信


イメージ 5
                   「六十余州名所図絵 阿波 鳴門の風情」   歌川広重



歴史の見立て絵=過去の有名事件やエピソードを当時の人物にアレンジして描く
が興味深いです。

なんで、この絵とこの事件がつながるのか
説明されないとわからないですが
発想がおもしろいです。