2019-01-20 一月の漢詩 おりおりのうた #詩 偶成 朱熹 少年老い易く 学成り難し 一寸の光陰 軽んず可からず 未だ覚めず池塘 春草の夢 階前の梧葉 已に秋声 ぐうせい しゅき しょうねんおいやすく がくなりがたし いっすんのこういん かろんずべからず いまださめずちとう しゅんそうのゆめ かいぜんのごよう すでにしゅうせい 若者はアッという間に年をとってしまい、学問はなかなか完成しにくい。だから、少しの時間でも軽軽しく過ごしてはならない。 池の堤の若草の上でまどろんだ春の日の夢がまだ覚めないうちに、階段の前の青桐(あおぎり)の葉には、もう秋風の音が聞かれるように、月日は速やかに過ぎ去ってしまうものである。