仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「源氏物語」を読む ~入門編~

前回の記事のコメントで質問をいただいたものを、さらに記事にいたします。
 

              
 源氏物語」を最初に読むには
 
   大和和紀さんのマンガ あさきゆめみし  が一番だと思います。
 
美しい絵で物語の世界が表現されていて、わかりやすいです。
名作なので図書館にも置いてあると思います。
 
 
 
  その次は、
       A: 全体のストーリーを理解したい。
       B: 一部でも良いので、文章を読みあじわいたい。
       C: 簡単に、物語の雰囲気をつかみたい。
 
 どの方面に進むか、お好みによってお選びください。
 
 
 
②-A
a  ダイジェスト版や図録など、全体がコンパクトにまとめてある本を読む。
   (前に記事にしました世界文化社のビジュアル版がおすすめですよ~)  
 
b  子ども向けに翻訳された本を読む。
    (読みやすいと思いますが、個人的には
     大人対象の本を子ども用に書き直すのは良いとは思いません。)    
 
 
 
②-B
 
 現代語訳を読む。
好きな段を選んで、その辺りから読んでみてはいかがでしょう。
なにしろとても長いので、全編を読もうと思うとしんどいです。
 
現代語訳はいろいろな方が出されています。
好きな作家の訳があれば、それがお好みに合うかもしれません。
 
私は新潮文庫円地文子さんのを読みましたが、
現代作家の方が読みやすいかもしれません。
 
 
 
②-C
 
 「源氏物語」についての研究や論評の本は無数に出ています。
軽く読めるエッセイ風のものもあります。
 原作を読む前に、そういうのを読むのは順番が逆かもしれませんが。