『獣王星』 樹なつみ

未来SF大作。全5巻
　　
　人類の大多数は宇宙で生活する時代。惑星「キマエラ」は死刑囚が送られる流刑地。
　陰謀によってキマエラに落とされた少年トールは、復讐を誓って過酷な環境で生き抜いていく。
　人種別の、輪（リング）という集落が４つあり、トールはそのうちの茶輪（オークルリング）
　で暮らす。
　

久しぶりに読んだら、「サード」という長髪の兄ちゃんに萌えまくりです（笑）
（だから画像が多いんです）
アウトローだけどかっこよくて女にモテるタイプ。作品中でもモテモテ。

黄輪・女のトップからも求愛されます。
彼女には黄輪（男）トップの「夫」がいたけれど、
「良い人なんだけど、トキメかない」という理由で袖にしてしまいます。
　彼は彼女を思い続けたまま死に、彼女は失ってから彼のよさに気づくという
ありがちパターンです。かわいそう。

サードはもう一つの人格を持っていて、そちらはヘタレキャラです。
そこがまた萌えツボかも。

ヒロイン：ティズちゃんはやっぱり好きですね～。
黄輪・女のセカンドを張り、キマエラに落ちてきたばかりのトールをかばい、
「夫」に指名して「一番、一番」といいはります。

かわいいだけじゃなくって、さすがサブリーダーという力と器量を持っている所が
またしびれます。

ラストは大どんでんがえしが待っています。
地球の未来はこれだろうかと思うと、怖い・・・。