仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

柳家小三治 歌ま・く・ら   ~僕は歌の好きな少年だった~

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落語会ではございません。歌謡コンサートです。
師匠がお歌いになったのです。
歌の間にトークをはさんで。
 
 
今回は、柳家小三治師匠の舞台というよりは
郡山剛蔵(元)少年の発表会といった趣でした。
多感な少年(青年)時代の思い出話が多くて
師匠のあからさまな素顔がかいま見える瞬間は、ドキドキしちゃいました
 
洋装(Yシャツにズボン)で舞台に上がったお姿は初めてでしたが
師匠、実はスタイルよかったです 足が長くて。
お声も素敵だし、昔は(今でも?)さぞかし女性におモテになったことでありましょう。
奥様のご苦労が偲ばれます・・・。
 
 
歌はもちろんお上手でした。
プロのレベルでいうとどうなのかはわかりませんが、
聞いていて、気持の良くなる歌声でした。
癒し効果があるというか(笑)
 
やっぱり何の道であっても、つまるところ
伝わってくるのはその方の人間そのものということなのでしょうか。
 
 
プログラムに「本日用意した曲目」というメニューがあり
24曲が載っていました。
「今日はこの中から歌う」ということを最初に言われました。
  
その中から歌ったのは
     「公園の手品師」  フランク永井 
     「古いオルガン」
     「長崎の鐘
     「銀座の雀」
     「木蘭の涙」     スターダストレビュー
     「落葉松」
     「乾杯」        長渕剛
     「無縁坂」      さだまさし 
     「初恋」        
     「平城山」                    などです。
   
印象に残ったのは、「朧月夜」をみんなで合唱したことです。
主旋律をお客さん、副旋律を師匠で、二部合唱しました。
会場中が一つになったようで素敵な時間でした。
師匠も感動しておられました。
 
 
とても楽しい会になりましたが、
師匠はちゃんとサプライズな仕掛けを用意していました。
 
ラストの曲、ということで歌ったのは
これはプログラムには載せていませんでした。
 
それから会場のロビーには
師匠がアフリカ旅行に行ったとき、撮られた写真が展示されていました。
ライオンなどの野生動物やアフリカの人々の生き生きとした姿でした。
開演前に見た時は「ホントに趣味の発表会みたいだな~」と軽く考えていただけでしたが、
ラスト曲につながる演出だったんですね、さすがです
 
私は、さだまさしさんがこの曲を作るきっかけになったエピソードを
とりあげたテレビ番組を見たことがあったので、
より感興を覚えながら聴くことができました。