仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2010-11-20から1日間の記事一覧

「茶道具が語る年中行事」 目片宗弘  [淡交社]

本の表紙 十二月(師走) 歳暮のしつらえ 副題は ~取り合わせの知恵十二ヶ月~ 淡交社は、茶道裏千家に関連の出版社です。 お茶室の飾り付け(掛け軸、お花など)やお道具(茶碗、お釜、茶杓など)は 季節や会によって変わります。 どのような組みあわせに…

「流れる」 幸田文

時代は戦後、没落しかかった芸者置屋の内情を、女中の目を通して描いた文学 作者は明治の文学者 幸田露伴の娘。 なるほど日本近代文学の流れをくんでいるなあという長ったらしい文章で、 読み始めた最初は退屈でしたが、慣れると物語に引き込まれていきまし…

柳家小三治 歌ま・く・ら   ~僕は歌の好きな少年だった~

落語会ではございません。歌謡コンサートです。 師匠がお歌いになったのです。 歌の間にトークをはさんで。 今回は、柳家小三治師匠の舞台というよりは 郡山剛蔵(元)少年の発表会といった趣でした。 多感な少年(青年)時代の思い出話が多くて 師匠のあか…