仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘十二月大歌舞伎‘   歌舞伎座(銀座)

 

 

f:id:hitominohitomi:20191222215443j:plain

f:id:hitominohitomi:20191222215458j:plain

f:id:hitominohitomi:20191222215515j:plain

 

 

昼の部を見ました。

 

芝居「たぬき」

舞踊「保名やすな」

芝居「壇浦兜軍記 阿古屋あこや」

 

 

 

役者さんで知ってるのは

保名役の坂東玉三郎だけでしたが

それだけでも十分楽しみでした。

 

「たぬき」の主役の市川中車香川照之であることに

気づいたのは終わるころでした。

 

「たぬき」の作者は大佛次郎で明治以降の近代の作品です。

セリフが現代日本語に近いので、ストーリーはわかりました。

物語の主題がやっぱり近代だなと思いました。

有名な江戸物作品とは違うようです。

香川照之に合うのはこちらの系統の作品なのかな。

 

 

舞踊は20分くらいの演目なのですが

時間中、玉三郎にくぎ付け。

濃い20分間でした。

これだけ見て帰っても満足なくらいです。

 

 

 

三幕目の芝居の「阿古屋」は

女形の大役に若手を起用したという演目だそうです。

うとうとしながら見てました。

主役阿古屋が楽器3種を演奏するのが見どころなので

BGM付で優雅な午睡を楽しみました。

 

 

 

 

歌舞伎座観劇の特徴は

客席での飲食可なこと。

芸術鑑賞というより娯楽を楽しむ気分です。

 

お弁当も幕間に客席で食べました。

インターネット予約したお弁当でしたが

やっぱり一味違いました。

 

土産物屋もいくつもあり、

観劇の前後も楽しめます。

 

歌舞伎というより歌舞伎座にはまる方の

気持ちがわかりました。

 

 

チケットはやっぱり高価です。

安い立ち見席もあるのですが

試しにちょっとだけとか、専門的に演劇鑑賞するのでなければ

通常の席で楽しむのがよいと思います。