仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

`秋の優品展 筆墨の躍動‘    五島美術館(世田谷)

10月20日まで開催中

 

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墨と筆で書かれた作品、水墨画や書などを

日本・中国、古典から現代まで

取り揃えていました。

 

時代やジャンルをまたがった企画は

主催者の力量が問われるものだと思います。

下手をすると、バラバラの作品が並んでいるだけの

統一感のない展示になってしまうので。

 

この会は落ち着いて楽しむことができました。

ジャンルや時代はバラバラともいえるのですが

すべての作品の底流にある趣味や見識が統一されているからなのでしょう。

 

 

展示室1の壁に沿った展示はこの企画展の作品なのですが

部屋中央のショーケースは茶道の陶磁器が並んでいます。

不思議と違和感がありません。

さりげなく関連付けた展示がしてあるからかな。

 

 

展示室2は別企画です。

大東急記念文庫の記念展示で

書誌学の研究者のコレクションの古書が

並んでいました。

 

最近、古書方面にも興味が出てきたので

楽しめました。

 

こちらも筆・墨つながりかな。

 

 

 

 

五島美術館もなかなか良い館なのですが

来ることは多くないです。

都内のメジャーな美術館からは離れた場所にあるので

ついでには来にくい。

 

あと、マイナスとしては

館内のカフェがない。

と思っていたら

受付に周辺の飲食店を紹介したチラシが

置いてありました。

(当日なら美術館再入場可と注記あり。)

 

館内カフェを作るのは難しいのでしょうけど

できる所で気配りしてくれるのがうれしいものです。