仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘古筆招来  高野切・寸松庵色紙・石山切‘    遠山記念館(埼玉・川島町)

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10月20日まで開催中

 

日本のかなの書の高名な作品の企画展です。

 

かなの書にくわしくはないのですが

名前を聞いただけですごい作品が集まるようなので

行ってまいりました。

 

 

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「切」というのは、もともと一冊の巻物だった書を

切って一枚ずつに分けたものです。

この展覧会は、バラバラになってしまった切を何枚かずつ集めて

一堂に会するというレアな企画のようです。

 

 

かなの書は漢字の書よりも

もっと難しくマニアな世界だと思いますが

やっぱり第一級の作品は違いを感じます。

書はもちろんのこと、表装(掛け軸)も素晴らしかったです。

 

日本の書作品でも漢字の方が多いと思いますが

やっぱりかなの方が日本の美がより凝縮されているのではないでしょうか。

 

 

かなの書に興味のある方に

お勧めです。

 

 

でも、この館は行くのが大変でした!

埼玉県外から遠いのはともかく

最寄駅からのバスが1,2時間に一本で

バス停からの道が難しいです。(館の周辺は田んぼと民家で、目印がない)

地図持参で行かないと、まず迷います。

車で来るしかないという立地条件でした。

 

館内にも周辺にも飲食施設はないです。

(飲み物の自販機はあった)

館内は飲食禁止で、昼食は持参して

屋外の屋根つきの休憩場所で食べるしかないです。

 

 

 

 

戦前の富豪が作った屋敷と美術品の保存公開を目的とした

施設です。

屋敷内も見学できて、広くて足を踏み入れられる部屋が多いので

ゆっくり座って庭を眺めてくつろげると思います。

庭を歩くこともできます。

 

しかし、バスの時間に縛られます。

一本逃すと次は二時間後だったりしますから。

 

車で来られる方にお勧めです。

 

 

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