仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘漢字展- 4000年の旅‘  東洋文庫ミュージアム(駒込)

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東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。

約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられています。
 
東洋文庫は東洋学の研究図書館です。三菱第三代当主岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館であり、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられております。その蔵書数は国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊であり、内訳は、漢籍40%、洋書30%、和書20%、他アジア言語(韓・越・梵・イラン・トルコ・アラビア語等)10%です。

 
東洋文庫 公式ホームページより
 
 
 
東洋の古典に関心のある愛書家ならば
よだれのでそうな蔵書が並んでいました。
 
各国の古典が外国に翻訳されている古書が並んでいたり
感動です。
 
竹取物語が西洋語に訳されていたり。
有名なアーサーウェイリー訳の源氏物語とか。
 
 
館内の掲示に並んでいる国名を見ているだけですごい。
東洋には様々な国があって、様々な文字・言があるんだと。
 

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建物内外の壁に
各国の格言が原語で書いてあります。
(目立たないように日本語訳もついてます)
それらを眺めているだけで勉強になります。
 
 
 
 
 
今回の漢字展は9月23日までの開催です。
私は中国の科挙の答案が見たくて行きました。
その年のトップ合格者の答案だそうです。
 
中国の古典を読めば、どこかに出てくる科挙
知識として知ってはいましたが
本物を見ると、すごさがリアルにわかります。
想像より少し大きめの用紙にびっしり端正な筆文字が
並んでいるんです。
これだけ大量にきれいな文字を間違えずに書くだけですごい。
 
科挙は近代までかなり長い期間王朝が変わっても続いた制度なので
それだけの利点はあったんでしょうね。