仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「夜明けの街で」  東野圭吾

殺人事件がからみますが、ミステリーというよりは不倫小説と呼びたいですね。 渡部の課に、仲西秋葉が派遣社員としてやってきた。渡部には妻有美子と幼稚園児の娘がいる。 渡部が大学時代の友人と飲んでいた時、偶然秋葉と出会ったことから、二人の秘密の 関…

「スシとニンジャ」 清水義範

ニンジャやブシにあこがれて日本にやってきた、アメリカ中部の青年の日本滞在記 残念ながら今は絶版のようです。(講談社文庫) ジム・ストーニーはアメリカ サウスダコタ州から来た22歳の青年。15歳のころからあこがれ 続けてきた日本を知るための4週…

初 秋刀魚

今年初めて、サンマを食べました。 例年になく遅かったです。 猛暑のため不漁だったそうで、スーパーでも見かけませんでした。 今日やっと買えましたが、やっぱり高かったです。 サンマを食べるのを秋の行事にしているので、 食べてないと物足りませんでした…

「嘘をもうひとつだけ」 東野圭吾

加賀恭一郎刑事シリーズ短編集、5編収録 講談社文庫より 「嘘をもう一つだけ」 「冷たい灼熱」 「第二の希望」 「狂った計算」 「友の助言」 短篇で読む加賀刑事も新鮮です。 「嘘をもう一つだけ」 バレエ団のお話。「眠りの森」を思い出しました。 犯人の…

「眠りの森」 東野圭吾

加賀恭一郎シリーズ長編、刑事デビュー作 講談社文庫より 高柳バレエ団の事務所で殺人が起きた。侵入した不審な男性を団員の葉瑠子(ハルコ)が 花瓶で殴り殺してしまったらしい。同じ団員で親友の未緒(ミオ)はそのニュースにショックを受けた。 警視庁捜査一課…

「赤い指」 東野圭吾

加賀恭一郎刑事シリーズ長編、講談社文庫より 自主残業中の前原昭夫に妻八重子から電話がかかってきた。至急帰ってきてほしいという。 帰宅した彼が見たものは、庭に転がっている幼い少女の死体だった。中学生の息子の直巳が殺した のだった。昭夫は妻に懇願…

柳家小三治独演会  9/11

東京の福生市民会館にて 師匠は本日、のどの調子がよろしくなかったようで、何度か咳き込んでおられました。 そのせいか、枕も比較的短めでした。 それにしても、せきをしただけで笑いが起こるというのがすごいです。 そこにいること自体が芸というか。(普…

駅のお花

駅の構内にいつも生け花が飾られています。 近くの華道家の方がいけてくださっているようです。 ちょっとした気遣いがありがたいですね。いやされます(^_^)

「悪意」 東野圭吾

加賀恭一郎シリーズ長編、講談社文庫より 人気小説家 日高邦彦が仕事場で殺された。加賀刑事が捜査にのりだした。 やがて逮捕された犯人は児童作家の野々口修。野々口は日高の子供のころからの友人であり、 加賀の元同僚であった。 加賀は刑事になる前に中学…

「松本清張傑作短篇コレクション 下巻」 宮部みゆき責任編集

宮部みゆきさんが選んだ短編集の最終巻です。文春文庫より 【第7章 タイトルの妙】 「支払いすぎた縁談」「生けるパスカル」「骨壺の風景」 「支払い過ぎた縁談」 地方の旧家の父親と婚期を逃しかけた娘が結婚詐欺に遭う話。 プライドが高すぎるため、来る…

「私が彼を殺した」 東野圭吾

「どちらかが彼女を殺した」と同じ趣向の加賀恭一郎刑事シリーズ、講談社文庫 この作品も、犯人がだれなのか明言されません。本の最後に袋とじの「推理の手引き」がついています。 容疑者が二人から三人に増えている分、さらに難しい謎解きになっています。 …

「どちらかが彼女を殺した」 東野圭吾

加賀恭一郎刑事シリーズの長編。講談社文庫 あえて犯人の名前を明示することを避け、解答を読者の推理にゆだねる という斬新な企画のミステリー。 推理の道筋は全て記述されているので、論理的に正しく道筋をたどることができれば 犯人はわかります。 が、と…

台風、終息

警報が出ていて心配しましたが、はやめに温帯低気圧に変わったようで 夜には雨も収まりました。 久しぶりの雨で、気温も下がったのは良かったのですが、 低気圧のせいで、一日頭が痛くって参りました 急に涼しくなったので、寝冷えに注意な感じですが、 また…

真央ちゃん、新コーチ決定

フィギィア・スケートの浅田真央さんの新しいコーチが、佐藤信夫さんに決定したそうです。 コーチ歴は長く、娘の有香さん、村主章枝さん、小塚崇彦さんなど数多くの選手を育てている方です。 佐藤さんは、我が家では「宮様」というあだ名で親しまれています…

「私のものの見方考え方 ~私の人生観~」  松本清張

タイトル通り、松本清張氏の物事への考え方がわかる文章を集めたエッセイ集 学陽書房 人物文庫より 4章に分かれています。 1章 わが人生のとき 2章 社会への視点 3章 私の小説作法 4章 歴史を見る目 第1章は、半生記のような内容で、作家になるまでの…

「初ものがたり」 宮部みゆき

時代もの連作短編集。捕り物帳系 「お勢殺し」「白魚の目」「鰹千両」「太郎柿次郎柿」など6編収録 テレビドラマになりました。 主人公は、「回向院の旦那」と呼ばれ、本所深川一帯を預かっている岡っ引きの茂七 切れ者で心温かい親分が、手下の権三や糸吉…

『ブレーメンⅡ』 川原泉    [白泉社]

川原教授のSF漫画 西暦2306年、人類は宇宙で生活している時代 主人公キラ・ナルセ(通称イレブン・ナイン)は、若い女性だが天才パイロットとして名高い。 彼女は 社長ナッシュ・レギオンから大型輸送宇宙船「ブレーメン供廚料ツ垢鯒ぬ燭気譴拭 その宇宙…

『光の伝説』 麻生いずみ   [集英社漫画文庫]

1980年代の新体操マンガ、テレビアニメにもなりました。 主人公 上条光(かみじょうひかり)は中学二年生。新体操の天性の才能をもつ。 苦難を乗り越え成長を続け、国内大会、世界Jr大会と活躍の場を広げ やがてソウルオリンピックに出場する。 試合の場…

『ウは宇宙船のウ』 萩尾望都  [小学館漫画文庫]

レイ・ブラッドベリの短編を萩尾望都さんが漫画化していました。 「ウは宇宙船のウ」「泣きさけぶ女の人」「霧笛」「みずうみ」「宇宙船乗組員」など 8編収録です。 萩尾さんの絵は雰囲気ぴったりですね。 ○「集会」 ハロウィーンの晩に、集合して黒ミサを…

「ウは宇宙船のウ」 レイ・ブラッドベリ   [アメリカ]

作者自選の傑作短編集。16編収録。創元推理文庫より。 タイトル通り、宇宙にまつわる話が多いです。 名前は何度も聞いたことのある作家さんなのですが、読むのは初めてです。 “幻想と抒情のSF詩人”と解説にありましたが、 読んでみて「なるほど~」と思い…

『Dr.スランプ』台湾版コミックス  鳥山明

鳥山明さんの「ドラゴンボール」の前の作品の、台湾版コミックスです。 「アラレちゃん」といった方がわかるかも。 字はすべて、ふきだしも書き文字も中国語です。 漢字だらけでヘンな感じ(笑) 日本のマンガは海外でもけっこう発売されているそうです。 「…

“酷暑 113年間で一番”

今日の新聞の一面の見出しです。 今年の6~8月の平均気温は例年より1.63度上回ったとのこと。 「気象庁 異常気象と判断」とあったけど、 もう‘異常気象’という単語には慣れてしまっていてインパクトがない。 このことこそが異常です。 10、20年前…

9月のカレンダー

いわさきちひろカレンダーは、子供のころからの我が家の定番です。 今日から全国的に学校は二学期に入りましたね。 学生のみなさん、まだまだ暑いけどがんばってね(^_^)v 夏休みで疲れたお母様方は、ほっとしておられることでしょう。 おつかれさまでしたm(_…

九月のことば

もくもくと わがみちを いく 【大意】 初志を貫徹すべく、困難に立ち向かい、 愚痴をこぼさず、人生を明るく 一日一日を大切に、脚を踏みしめ 歩く姿こそ尊い。 [天台宗カレンダーより]