仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2012-01-01から1年間の記事一覧

詩歌が苦手だった理由

最近、和歌関係の本を何冊か読んでいますが それで思い出したことがあります。 私は子どものころから国語が好きで、 進学する時も日本文学専攻を選びました。 だから国語は全般的に得意だったのですが 唯一苦手だったのは詩歌。 現代詩、短歌、俳句など、種…

浜離宮恩賜庭園

東京 汐留にある庭園。 もともとは徳川将軍家の別邸です。 東京湾に面していて、潮位によって池の水位も変わるというのがユニーク。 潮の匂いがしました。 江戸の一部は元は海の、埋め立て地だったんだと実感。 中島の御茶屋 回りは、都心のビル街です。 庭…

‘東京大茶会 2012’   浜離宮恩賜庭園

久しぶりにお茶会に行くことができました。 たまには行きたいけど、なかなかぶらっと参加できる会は少ないです。 久しぶりなので、緊張しました。 身内の会じゃない大寄せの会は初めてだし。 会場の芳梅亭 野点も行われていました。 高校生が手前する席もあ…

カラスの朝

朝、家の近辺にカラスがたまってました。 以前、スズメの同様な状態を見たことありますが 一羽ごとの体と声の大きさが違うので迫力が違います。 ビビリました こういうのって、どういう時に起こるのかなあ。 渡り鳥じゃないから、移動の相談でもないでしょ…

『君がダイアモンド』  岡野史佳   [宙出版]

30年くらい前に、白泉社の少女誌「LaLa」で連載していた「太陽の下で待ってる」の続編 「虹とトリックスター」を収録。 「太陽の下で待ってる」が好きで、続編のコミックスをしばらく探したものでしたが 見つからなかったのも道理、コミックスになってな…

復興予算の不正使用

これが復興予算か 国会・政府やっと調査 2012年10月5日 東京新聞 HPより 東日本大震災の復興予算が、被災地の再建と無関係な事業などに使われていると指摘される問題で、国会と政府が遅まきながら調査に乗り出し始めた。被災地支援のために、投入された国民…

10月のカレンダー

波の高い岸辺 中央に立っている人が、芭蕉っぽくていいです。

十月の言葉

水急不流月 水 急なれど 月を流さず 【大意】 急流に映る月影は頑として流されない。 あわただしい日常生活の中で、この月に 変わらぬ真理を大事に抱き続けたい。 「動中の静」たるゆえんだ。

台風通過中

愛知では避難勧告が出たりしてるようですね。 最近は台風の被害が大きいので 油断せず、午後から備えました。 鉢植えもひっこめたし。 夜から風で窓がガタガタ揺れて怖いです。 でも、さっきチェックしたときは 大雨、暴風などすべて「警報」だったけど 今見…

「日本の詩歌 その骨組みと素肌」   大岡信 [岩波現代文庫]

詩人の大岡信氏の コレージュ・ド・フランスでの全5回の講義録 日本の古典詩歌を概括して論じた講義 一 菅原道真 詩人にして政治家 二 紀貫之と「勅撰和歌集」の本質 三 奈良・平安時代の一流女性歌人たち 四 叙景の歌 五 日本の中世歌謡 フランスでの講義…

春≠秋

日に日に秋めいてきて、衣替えに追われるこの頃です。 服は単純に気温で考えると、秋物=春物でもいいようだけど 実際はそうはいかないですね。 麻物とか着る気しないです。 やっぱり、暑さに向かう時期と寒さに向かう時期では違いますね。 私が冷え性で寒さ…

「生きる悪知恵」  西原理恵子   [文春新書]

漫画家 西原理恵子さんのお悩み相談室。 副題は「正しくないけど役に立つ60のヒント」 副題の通り、清く正しくないけど現実的な回答を下さってます 「はじめに」より 生きるって、みっともないことだし、みっともなくていい。あの手この手で、どうにかして…

タダより高いものはない。

会員になってる某通販から、 箱根の温泉ホテルの割引宿泊券が送られてきました。 二人宿泊で一人分(16000円)無料。 「おお!」と思ったものの 「怪しいなあ」とも思い ネットで検索してみました。 某旅行サイトのクチコミ投稿を見たら 評価ぼろぼろ。…

短歌と俳句の違いとは?

短歌と俳句はどう違うのでしょうか? 五七五と五七五七七の違い、季語の有無などは もちろんわかっています 表現できる内容とか、追求している主題や美意識とか その辺が知りたいのです。 歴史的には短歌(和歌)の方がずっと古く 俳句(俳諧)はそこから派…

『月の輝く夜に』  原作:氷室冴子 作画:山内直美  [白泉社]

少女小説で一世を風靡した故 氷室冴子さんの単行本未収録の遺作を 漫画化したもの。 まだ未収録の作品があったのかと驚きましたが 内容を見て納得。 「少女小説」には不向きですねえ。 登場人物すべてが不幸な恋愛小説なんて およそ「少女」向けではないで…

‘柳家三三 独演会’ 2012.9.16 [鎌倉芸術館]

柳家小三治師匠の弟子の中でも 一番有望で、次代のホープであるという三三さんです。 小三治師匠の会で噺を聞いたことはありますが 独演会は初めてです。 最初が柳亭市楽さんの「子ほめ」 二番目が、三三さんの「浮世床」 三番目が 「五目講釈」 最後が 「…

上野 不忍池の蓮

広~いお池に、一面の蓮 お花もそちこちに咲いています。 壮観というか、ちょっと怖い。

国立西洋美術館   [上野]

上野公園内の国立西洋美術館 これだけ何度も上野には行ってるにも関わらず ここはほとんど入ったことがありませんでした。 西洋美術には興味が薄いからですね~ いつも前を通りながら、「世界遺産に登録要請するほどの建物かねぇ??」 と思っていましたが、…

夏樹静子

女性推理小説家として高名で、数々の作品を手がけています。 女性ならではの細やかな心理描写が味わい深いです。 もちろんミステリーとしてもしっかりとした構成で、謎解きを楽しめます。 「そして誰かいなくなった」「Wの悲劇」など 海外ミステリーの名作を…

9月のカレンダー

落ち葉の秋、食欲の秋 東海道五十三次 庄野 たき火しているのが秋らしい 今はできないのが寂しいですね。

九月の言葉

明窓下 古教照心 めいそうか こきょう しょうしん 【大意】 窓に差し込む月明かりの中、心月弧円の 情景限りなし。 机を前に端座し、先哲の教えに自らの心を 磨き抜く。

「蒼い描点」  松本清張  [新潮文庫]

箱根が舞台の長編ミステリー 清張氏には数少ない甘めの作風で、女性にお勧め。 どこが甘めかというと、探偵役の男女二人のロマンスが 謎解きといっしょに進行していく所。 主人公は、若い女性編集者。 女性作家の原稿取りに行った箱根の温泉で 知人が変死し…

対星館   箱根・宮ノ下

温泉旅行に行ってきました。 箱根 宮ノ下の堂ヶ島温泉 対星館という旅館です。 すごくいいお宿でした。 宿は渓谷沿いにあります。 国道沿いの駐車場から専用ケーブル車に乗って崖を降りていきます。 ケーブル乗り場から、川沿いを歩いていきます。 庭園もあ…

「ISLAM イスラーム」 ポール・ランディ  [ネコ・パブリッシング]

「この一冊でイスラームのすべてが見える」という副題。 まさにその通りの本です。 実際生活上、イスラームを理解する必要があるという方に 是非お勧めします。 オールカラーで写真や図が多く、 社会科の資料集みたいで、とてもわかりやすいです。 歴史的物…

「図説 アジア文字入門」  河出書房新社

アラビア文字が見たくて手に取りました。 その他、インド系文字、漢字系文字、ラテン文字の章があります。 この模様みたいなのが文字なのです。 五十音表にあたるもの アラビアでは書道が発達して 能書家は尊敬されるそうです。 親近感わくなあ といっても日…

「コーラン」  井筒俊彦:訳       岩波文庫

イスラム教の聖典です。上中下の三巻 開祖(で正しいのかな?)ムハンマドが アッラー(神)から下されたお告げをまとめたもの 正しくは「訳」ではなく「解釈」と呼ぶべきかな。 コーラン(クルアーン)は元のアラビア語で読むべきもので 他の言語に翻訳して…

新品と中古品の違いとは?

新しい服を買うと、 まだ着れると思ってた服がつまらなくなって 着なくなったりします。 これは実際に、古い服は劣化したり傷んだりしてるから 新しいのと比較して、悪く見えるようになるんだと思います。 だけど、化粧品はどうなんでしょう??? 古くなっ…

畠山記念館   (東京 白金台)

近代の実業家のコレクションを展示している小さな 美術館、というか展示館 茶道具主体のようです。 庭園の中に館があります。 庭園内には茶室があるし、樹齢100年以上の大木が何本もあります。 こじんまりとした建物で、中に入るときはスリッパに履き替え…

‘美術館で旅行!-東海道からパリまで-’ 山種美術館(恵比寿)

夏休み期間ということで、「旅」をテーマに絵画を選び、旅行気分が味わえる企画だそうです。 ちょっと変わった視点で絵を眺められて、とても楽しめる展覧会でした。 展示の順序や説明文が旅行気分を盛り上げてくれます。 まずは歌川広重の「東海道五十三次」…

「図解 これだけは知っておきたいコーラン入門」   洋泉社

「コーラン(クルアーン)」はイスラム教の聖典です。 イスラム世界を理解するためには、必須の教養かと思います。 タイトル通り、コーランを理解するための入門書です。 見出し、図解など教科書のようなレイアウトで、とてもわかりやすいです。 てっとりば…