仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2011-01-01から1年間の記事一覧

○十の手習い

最近、書道を習い始めました。 学校の授業でしかやったことはなかったんですけど。 書を鑑賞するのは数年前から趣味になっていましたが とうとう自分でも書いてみることにしました。 直接のきっかけになったのは、マンガ「とめはねっ!」かもしれません。 実…

集英社のマンガ雑誌 再編成

ただいま、集英社のマンガ雑誌が再編成中です。 なんとかジャンプが違うジャンプになったり 女性誌の「コーラス」が違う名前になったり。 名前変えると何か良いことあるのかな?と疑問でしたが 要するにリストラなんですね。 二誌を一誌に統合したりと数を減…

歳末準備の下見

横浜のデパートに来ています。 雑用をいくつか片付けるのと、季節の買い物の下見です。 年賀状用の住所スタンプを注文しに鳩居堂に行ったら 来年のカレンダーで良い物が見つかりました 干支の置物も気に入るのが見つかるといいなあ。 新春バーゲンに備えて、…

プチ鉢植えの近況

パキラに、久しぶりに新しい葉が生えていました。 水やりは数週間おき、成長が遅いからその他の世話もいりません。 本当に手間要らずの子です。 若葉を見てたら、昔理科で習った植物プランクトンを思い出しました。 こんな形の、いなかったっけ? ミリオンバ…

ウォームビズ作戦、開始

だんだん寒くなってきました。 今年は防寒が大問題です。 真冬の節電は夏より深刻ですね。 暖房なしじゃキツイっす 寒がりな体質の上に、今の家は夏涼しく冬寒い家なのです。 しかも暖房はすべて電気になっちゃったし。 (前の家はガスだった) 今のところ、…

「『書道』の教科書」    横山豊蘭  [実業之日本社]

大人のための書道の入門書です。 シリーズとして「陶芸」など何冊か出ています。 「教科書」というだけあって非常にわかりやすく出来ています。 この種の本はいろいろありますが、本当に初心者に向いている内容です。 どこが一番よいかというと、筆の動かし…

「茶と美」   柳宗悦    [講談社学術文庫]

民藝の柳宗悦の評論集 「『喜左衛門井戸』を見る」「茶道を想う」「織と染」「茶器」「『茶』の病」「日本の眼」 など13編収録 茶道を論じた文章が中心 発表年代順に収録されていて、 最初の何編かは読みにくかったですが、だんだんこなれてきました。 初…

中国のニュースより

道徳崩壊の中国、外国人女性が叫んで、やっと救助開始―西安 陝西省西安市の咸寧路で15日、車道の高速道と徐行道の間にある分離帯の上で男性が倒れているのが発見されたが、道行く人は見て見ぬ振りを続けている写真がネット上に掲載された。外国人女性が、「…

『ワーキング ピュア』     小山田容子  [講談社]

講談社の女性誌「Kiss」に掲載中の 会社員マンガ しらゆり銀行で働く普通の会社員の、普通の日常を描いた読み切りシリーズ 舞台はいつも しらゆり銀行ですが、特定の主人公はいません。 回ごとに語られる人物は交代します。 新人OL、若手男子、中堅男性、お…

震災雑感

動物愛護週間のポスターを見かけました。 犬猫の絵に「震災で痛んだ心、私たちが支えます」というコピーがついている ポスターでした。 これって、「愛護の精神」と言えるんでしょうか? 「人間にとってメリットがあるから、動物を保護しよう」というのでは …

『味いちもんめ』  あべ善太・倉田よしみ   [小学館]

小学館の男性誌「ビックコミック スペリオール」に連載中の板前マンガ 主人公 伊橋は料理学校卒業後、新宿の料亭 藤村に勤め始める。 板前界の下っ端 追い回しから始まり修行を積み、焼き方、煮方とステップアップしてゆく。 物語は、藤村に来店する客や職…

暦のことば  ‘神無月’

十月の異称 応鐘(おうしょう)、亥冬(がいとう)、神在月(かみありづき)、極陽(きょくよう)、小春月(こはるづき) 呻月(こんげつ)、時雨月(しぐれづき)、大素(たいそ)、鎮祭月(ちんさいげつ)、良月(りょうげつ) 神無月の花 薄(すすき)、…

10月のカレンダー

女郎花(おみなえし) おみなえし 咲ける嵯峨野(さがの)の 野辺(のべ)に出でて 妹(いも)に心は おかれぬるかな 藤袴(ふじばかま) 白露の かけて置きたる 藤袴 ほころびにけり 霧や立つらん 和泉式部カレンダーより

十月のことば

伝 小野道風 筆 本阿弥切(古今和歌集) 北村美術館 蔵 2011古筆カレンダーより

鬼平犯科帳スペシャル  「盗賊婚礼」

今回も見応えありのドラマでした。 ちゃんとした時代劇が見られてほっとします。 下手くそな役者に興ざめしなくてすむし。 みなさま和服での立ち居振る舞いが美しくて ほれぼれします。 ゲストは松平健。 健さまが活躍なさった分、平蔵さまの影がうすかった…

「源氏物語の色辞典」 吉岡幸雄  [紫紅社]

源氏物語に登場する衣装を、プロの染織家が再現した写真集 可能な限り、当時と同じ原料を使って製作したそうなので 本物の雰囲気が楽しめます。 平安期の色目が載っている色辞典はよくありますが、布地や染料が今のものだと イメージが違ってしまいます。 源…

「おまえさん」  宮部みゆき   [講談社文庫]

「ぼんくら」「日暮らし」に続く、時代推理物シリーズ第三弾 単行本と文庫同時発売という、文庫派の私にはうれしい売り出しです。 本所深川方のぼんくら同心 井筒平四郎と、その甥の美少年探偵 弓之助を中心とする 推理劇であり人情物です。 今作は、薬屋の…

「羅生門・鼻」 芥川龍之介    [新潮文庫]

平安期の説話に材をとった、王朝物 8編を収録 「羅生門」「鼻」「芋粥」「運」「袈裟と盛遠」「邪宗門」「好色」「俊寛」 古典的名作を買う場合、私は新潮文庫を選びます。 活字やレイアウトが格調高くて好きなんです。 注釈もしっかりしてるし、ひものしお…

「西原理恵子の‘あなたがいたから’  運命の人 鴨志田穣」

NHK「こころの遺伝子」ベストセレクション シリーズ シリーズとして、主婦と生活社から出ています。 NHKのテレビ番組を書籍化したものです。 漫画家 西原理恵子さんが 亡夫 鴨志田穣さんとの出会いと別れについて 語ったドキュメント番組でした。 鴨志田氏は…

台風15号

もう雨はおさまってきました。風は強いままだけど。 関東からは離れて行っている感じですね。 今頃は東北に接近しているのでしょうか。 被災地や原発はどのような状況でしょうか。 今まで台風については、そんなに深刻に気にしてませんでしたが (関東では重…

‘柳宗悦展’    銀座 松屋

没後50年・日本民藝館開館75周年 -暮らしへの眼差し- 柳 宗悦展 http://www.matsuya.com/m_ginza/img/exhib_gal/details/20110915yanagi_img01.jpg http://www.matsuya.com/m_ginza/img/exhib_gal/details/20110915yanagi_img03.jpg 銀座・手仕事直売所 銀…

‘さよなら原発5万人集会’

<福島第1原発>「さようなら原発集会」大江さんら訴え 毎日新聞 9月19日(月)19時30分配信 http://amd.c.yimg.jp/im_sigg.TVRrVZ1xpphgQcmvQU.lw---x200-y130-q90/amd/20110919-00000028-mai-000-2-thumb.jpg 拡大写真「さようなら原発5万人集会」に集まっ…

橋下知事の暴挙への反応

<大阪府教委>「維新の会」教育条例案…委員全員「反対」 毎日新聞 9月16日(金)13時16分配信 大阪府教委の教育委員会会議が16日開かれ、橋下徹・大阪府知事が代表を務める首長政党「大阪維新の会」が9月府議会に提案予定の「教育基本条例案」に対し、意見…

「小暮写真館」  宮部みゆき

宮部作品にあるいくつかのジャンルをブレンドしたような話。 少年物+超常現象物+ミステリー+社会派 主人公は高校生男子 彼には愛くるしい小学生の弟がいます。 この辺が少年物。 ストーリーは心霊写真を軸に進んでいきます。 主人公が行きがかりから、心…

お月見

日中はまだまだ暑いですが、 朝晩の涼しさに秋を感じられるようになってきました。 トンボも飛んでいます。

「父の詫び状」   向田邦子  [文春文庫]

テレビドラマの脚本家として高名な故 向田邦子氏の第一エッセイ。 数あるエッセイの中でも名作として評価されているそうです。 昭和の初めから終わりを生きた筆者の文から 昭和の日本の生活の匂いが感じられます。 古き良き日本の家庭像をしのぶことができま…

暦の言葉 ‘長月’

九月の異称 彩る月(いろどるつき)、祝月(いわいづき)、詠月(えいげつ)、粛霜(しゅくそう)、梢の秋(こずえのあき) 授衣(じゅえ)、凄辰(せいしん)、暮秋(ぼしゅう)、紅葉月(もみじづき)、菊見月(きくみづき) 長月の花 萩(はぎ)、女郎花…

9月のカレンダー

いわさきちひろカレンダーより 秋になると、夏とは色彩のイメージががらっと変わりますね。 服装もいろいろ楽しめる季節でうれしいです。

九月のことば

伝 藤原行成 筆 関戸本 古今集切 書芸文化院 蔵 古筆カレンダーより

「日本民藝館手帖」  日本民藝館   [ダイヤモンド社]

駒場の日本民藝館の手引き書ですが、柳宗悦・民藝活動の入門書としても 適当だと思います。 宗悦氏の思想や民藝活動の推移がわかりやすくコンパクトにまとめてあります。 「民藝品」とは何か、以下のように定義づけています。 ・実用性=鑑賞を目的に作られ…